花壇の作り方
1. はじめに
準備編
2. 場所の整備
3. 必要な道具
4. 堆肥づくり
5. 栽培計画
実践編
6. タネまき
7. 定植
8. 球根の植え付け
9. 病虫害
10. 花がら摘み/切り戻し/追肥
11. タネとり
12. さし木
13. ひとり生え
14. プランターでの栽培 |
植物の種類によっては、枝を切ってさし木(さし芽ともいいます)すれば、簡単に株を増やすことができます。さし木によって殖やした苗は、花の色や大きさなどの性質が元の株と同じなので、花壇へ植えるとよくそろい、見栄えがよくなることが多いようです。
ポーチュラカなどは枝を切って土にさしておけば、いくらでも新しい苗ができます。しかし、たいていのものは同様にさし木しても活着率が低いので、小さい底面給水鉢にバーミキュライトを入れて、それにさし木をします。新芽は葉の付け根についています。さすための枝を切るときは、必ず、新芽がいくつかついているようにしてください。葉はしおれるのを防ぐため、一部を残して切り取ってください。伸びている盛りの枝の先端は、まだやわらかく、さしても枯れてしまうことが多いようです。枝をさした鉢は日陰に置き、水を切らせないように注意してください。発根ホルモン粉剤を切り口にまぶすか、液剤を薄めて与えると、活着率がよくなります。根が出て新芽が伸びてきたら、花壇に定植します。
アゲラタムなどは水にさしておくだけで発根するので、水を換えながら管理し、根がある程度伸びたところで花壇に植え込みます。ポーチュラカやエボルブルス・アメリカンブルーなどは戸外では冬に枯れてしまいますが、鉢にさして室内に置けば越冬させることができます。
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