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場所の整備

 花壇の作り方

1. はじめに
  準備編
2. 場所の整備
3. 必要な道具
4. 堆肥づくり
5. 栽培計画
  実践編
6. タネまき
7. 定植
8. 球根の植え付け
9. 病虫害
10. 花がら摘み/切り戻し/追肥
11. タネとり
12. さし木
13. ひとり生え
14. プランターでの栽培

花が咲いた花壇

 花壇を作る場所は、校舎や家屋の南側か東側の、日当たりのよい場所が適しています。西側で午後しか光が当たらない場所でもたいていはどうにかなりますが、北側で一日中日が当たらない場所ではほとんど草花は育ちません。ただし、タネをまいたりさし木を行うには北側の方がよいでしょう。また、玄関が北側にあり、その周りを花で飾りたいときはプランターを利用します。花を植えたプランターをいくつか作り、日当たりのよい場所と玄関前をローテーションさせてください。
 場所が決まったら、大型のスコップで土を深さ30センチくらいまで掘り返し、土のかたまりを砕き、石や古い根などを取り除きます。この作業を荒越しといいます。それから必要に応じて腐葉土か堆肥を入れます。土壌を中和させるために石灰(注1)を1平方メートルあたり200グラム程度まいてよく混ぜ、次の週まで放置して土になじませます。次に元肥となる肥料を入れて、再びよく混ぜます。肥料としては、リン酸分を多く含んだもの(例えば、マグァンプK)が花には適しています。いろいろなものが市販されているので、草花用のものを選んで購入してください。ちなみに、野菜用の肥料を与えてしまうと、茎や葉はよく茂りますが花が小さくなってしまいます。肥料の散布量は説明書の指示に従ってください。
 以上が、花壇を作る場所の整備の仕方です。今まで植えてあった植物を取り除いて新しい植物を植える時にも、同様の作業を行ってください。また、花壇の奥行きが1メートルを超えると、雑草を除去などが行いにくくなります。花壇の間に土を耕さない部分を残しておき、通路として利用してください。

注1:園芸用にマグネシウムを混ぜた苦土石灰が適しています。グランドのライン引きで使う消石灰で済ませることもできます。

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