
『トタンは亜鉛をメッキした鉄板』 |
亜鉛は鉛によく似た元素です。亜鉛は銀白色の金属ですが、空気中の水分と反応して薄い膜を作り、光沢が失われます。この様子が鉛に似ていることから亜鉛と呼ばれるようになりました。亜鉛の最大の用途はメッキです。亜鉛がメッキされた鉄板(トタンと呼ばれる)はサビに強いので、建物の屋根などに使われています。亜鉛は鉄よりも溶けやすいため、トタンに傷が付いても、鉄がさびる前に亜鉛が溶けだして、保護膜が形成されます。イラストではトタンの屋根がある小屋が描かれています。銅と混ぜられた合金は真鍮(しんちゅう)と呼ばれ、¥5硬貨や楽器などで利用されています。 |