
『イッテルビウムの語源・イッテルビー村』 |
イッテルビウムはイッテルビー村に由来する元素名が与えられた最後の元素です。イッテルビー村から命名された元素はイッテルビウムの他に、イットリウム(1794年に発見)、テルビウム(1843年に発見)、エルビウム(1843年に発見)の3つが存在します。イッテルビウムは1878年に発見されましたが、その中には未知の元素が2つ(スカンジウムとルテニウム)含まれていました。純粋なイッテルビウムが得られたのは1907年でした。イッテルビウムはガラスを黄緑色に着色させるのに使われているほか、γ線を利用した非破壊検査装置に使用されています。イラストにはイッテルビー村が描かれています。 |