
『イットリウムの語源・イッテルビー村』 |
イットリウムはスウェーデンのイッテルビー村で採取されたガドリン石から発見された元素です。元素名は村名に由来します。イラストでは村の場所が描かれています。イットリウムはランタノイドと共存することが多い元素で、ガドリン石にはランタノイドも含まれています。イットリウムの発見は100年間に渡るランタノイドを探求する研究の始まりでした。イットリウムがアルミニウムと酸素と一緒になった結晶はガーネットの構造を有しており、YAGと呼ばれています。Yはイットリウムの元素記号を意味しています。YAGは強力なレーザー光線を発生させます。イットリウムを用いたイットリウム系超伝導体は、液体窒素で冷却すると、超伝導現象を発生させます。科学館などの実験教室でも手軽に取り扱える超伝導体です。 |